
どうも、林業個人事業主のkitajinです。
30代になってから、今の仕事を辞めて林業に転職したい。
そう考えたとき、多くの人が最初に不安になるのは「未経験でも本当に林業に入れるのか」ということではないでしょうか。
結論から言えば、30代未経験でも林業に転職することはできます。
実際、林業の現場には、他業種から転職してきた人も少なくありません。
ただし、山の仕事に憧れだけで飛び込むと、「思っていた仕事と違った」と感じる可能性もあります。
この記事は、30代林業転職未経験者に向けての整理記事となっています。
林業に興味はあるけれど、転職して後悔したくない。そんな人の判断材料になればと思います。
この記事でわかること
この記事では、以下の内容について解説します。
・30代で林業に入る前に知っておきたい現実
・林業の仕事内容の大まかなイメージ
・林業に向いている30代の特徴
・林業転職を慎重に考えた方がいい人
・30代から林業へ転職する流れ
・会社選びで確認しておきたいこと
・林業転職に迷ったときの相談先
林業転職について全体像から知りたい方は、先にこちらの記事も参考にしてください。
この記事を書いた人

- 静岡県浜松市で10年間林業に従事(素材生産業者で伐採を主にやっていました)
- 現在 静岡県浜松市愛知県新城市などで個人事業主として、主に素材生産などを請け負っています
- 林業に関する基本的資格はすべて取得(林業架線作業主任者の国家資格取得者)
- 林業の情報を発信したくて林業ブログを運営(運営歴5年です)
- noteでは「五十代、林業個人事業主の独り言」として、林業コラムを書いています (林業コラムはこちらhttps://note.com/banbi_ni201)
林業の魅力や重要性などを実体験を通して発信していくつもりなので、林業に転職を考えている方は参考にしてください。
※本記事には、プロモーションが含まれています。


30代未経験でも林業に転職できるのか


結論としては、30代未経験でも林業に転職することは可能です。
林業は人手不足の業界でもあり、未経験者を受け入れている事業体もあります。
ただし、「入れること」と「続けられること」は別です。
林業では、入社したその日から木を伐れる仕事ではありません。
チェーンソーの講習を受ければ、法律上はチェーンソー作業に関わることはできます。
しかし、実際の山で安全に木を伐るには、経験、判断力、現場を見る力が必要です。
30代から林業に入るなら、「未経験でも採用されるか」だけでなく、「入った後にどう育ててもらえるか」まで見ておくことが大切です。
30代は林業転職で遅すぎる年齢ではない
30代は、林業転職において遅すぎる年齢ではありません。
むしろ、30代は社会人経験があり、仕事に対する責任感や生活の現実もわかっている年代です。
現場では体力だけでなく、段取り、コミュニケーション、危険を避ける判断も求められます。若さだけで突っ走るより、落ち着いて物事を見られることが強みになる場合もあります。
林業は一つずつ覚えていく仕事である
林業は、山に入ってすぐにすべてを覚えられる仕事ではありません。
道具の扱い、木の見方、地形の読み方、天候の変化、作業班の動き方など、少しずつ覚えていく必要があります。
30代からでも、素直に学び、現場の注意を聞き、無理をしない姿勢があれば、十分に始めることはできます。
20代と同じ感覚で入ると失敗しやすい
30代でも林業転職は可能ですが、20代と同じ感覚で入ると失敗しやすいです。
20代であれば、多少収入が下がっても身軽に動ける人も多いかもしれません。しかし30代になると、家族、住宅ローン、生活費、将来設計など、考えることが増えてきます。
林業は、最初から高収入を期待できる仕事ではありません。未経験で入る場合、最初の数年は覚えることも多く、給料面でも前職より下がる可能性があります。
また、体力面でも油断はできません。
30代はまだ若いと言えますが、山仕事は普段の運動とは違います。急な斜面を歩き、道具を持ち、暑さ寒さの中で一日作業します。仕事が終わった後の疲れ方も、室内仕事とはかなり違います。
林業に転職するなら、「自然の中で働きたい」という気持ちだけでなく、生活面と体力面の両方を現実的に考えておく必要があります。
未経験者を受け入れる会社にも温度差がある
未経験者を採用している会社でも、教育体制には温度差があります。
入社後に講習や研修を受けさせてくれる会社もあれば、現場で見て覚えることが中心の会社もあります。
もちろん、現場で覚えること自体は林業では大切です。
山の仕事は教科書だけでは身につきません。しかし、未経験者にいきなり危険な作業を任せたり、安全教育が曖昧だったりする会社は注意が必要です。
30代未経験で林業に入るなら、会社選びはかなり重要です。
求人票だけで判断せず、どんな作業をしている会社なのか、未経験者をどう育てるのか、安全に対してどんな考え方をしているのかを確認した方がいいです。
30代で林業に転職する前に知っておきたい現実

林業には、自然の中で働ける魅力があります。
室内で一日中パソコンに向かう仕事とは違い、山に入り、木を見て、体を動かして働く。
そういう働き方に惹かれる人は多いと思います。
ただし、林業には厳しい現実もあります。
給料、体力、危険性、天候、通勤、山道、人間関係。これらを知らないまま転職すると、入ってからギャップに苦しむことになります。
ここでは、30代で林業に転職する前に知っておきたい現実を整理します。
給料は高いとは限らない
林業は、最初から高い給料とは限りません。
特に未経験で入る場合、最初は研修期間のような扱いになり、前職より収入が下がることもあります。
日給制の会社もありますし、雨の日の休みが収入に影響することもあるのです。
もちろん、経験を積んで技術が身につけば、収入が上がります。
30代で転職する場合は、最初の収入だけでなく、数年後にどうなっていくのか、長期的に見た方がいいです。
チェック
- 未経験で入った最初の給料。
- 資格や経験を積んだ後の給料。
- 雨の日や休日の扱い。
- 独立や請負の可能性。
- 家族がいる場合の生活費。
こうしたことを、転職前にある程度知っておく必要があります。
30代の林業転職では年収をどれくらいもらえるのか
厚生労働省の「2025年賃金構造基本統計調査」をもとに計算すると、30代の農林漁業従事者の推計年収は次のとおりです。
| 年齢 | 推計年収 |
|---|---|
| 30~34歳 | 約387万円 |
| 35~39歳 | 約395万円 |
30代の平均は、額面でおよそ年収390万円前後です。
※月例給与12か月分に年間賞与などを加えて算出した、税金・社会保険料が引かれる前の金額です。また、林業だけでなく農業・漁業も含む「農林漁業従事者」の統計で、企業規模10人以上の事業所が対象です。未経験者の初年度年収を示す数字ではありません。
これはあくまで平均値であり、地域や事業体の規模、給与体系などによって収入には大きな幅があります。また、経験者を含む統計のため、未経験者の初年度は、この金額より低くなるのが一般的です。
体力よりも、疲れても判断を崩さない方が大事
林業というと、体力がある人でないと無理だと思われがちです。
もちろん、体力は必要ですが、ある程度の体力があればやっていけます。
それよりも大切なのは、自分を客観的に見れる能力や周囲の状況を見て、何をすべきか判断する力です。
山仕事は、疲れてからが危険になってきます。
朝は冷静でも、昼過ぎになって足が重くなり、判断が雑になることがあります。
そのときに誤った判断をすると、怪我につながります。
30代で林業に入るなら、体力自慢で押し切るよりも、自分の疲れ方を知り、無理をしない判断力が大切です。
林業は会社選びが重要
林業は木を扱う危険な仕事です。
チェーンソーを使い、重い木を扱い、足場の悪い山で作業します。木は人間の思い通りに倒れるとは限りません。斜面、風、腐れ、かかり木、足元の悪さなど、危険な要素はいくらでもあります。
だからこそ、会社選びが重要になります。
チェック
- 安全を大事にしている会社か。
- 未経験者に無理をさせない会社か。
- 危険な作業を段階的に教えてくれる会社か。
- 焦らせず、現場全体で安全を見ている会社か。
ここは、転職前にできるだけ確認した方がいいです。
同じ仕事でも会社によって現場の雰囲気がかなり違います。安全意識の高い会社で学ぶのと、危険を軽く見る会社に入るのとでは、その後の林業人生が大きく変わります。
30代から林業に入るなら、「採用してくれる会社」ではなく、「安全に育ててくれる会社」を探す意識が必要です。
雨・暑さ・寒さなど、季節によって働く環境が変わる
林業は屋外で働くため、天候や季節の影響を強く受けます。
雨の日に休みになる会社もあれば、現場や作業内容を変えて仕事をする会社もあります。日給制の場合は、休みが増えると給料に影響する可能性もあるため、雨の日の扱いは転職前に確認しておきたいところです。
また、夏は暑さや蜂、ヒルなどに悩まされ、冬は寒さや雪、凍結への対策が必要になります。ぬかるみや急斜面など、足元の状態も天候によって変わります。
季節ごとに違う環境へ対応することも、林業の仕事の一部です。
朝が早く、現場までの通勤に時間がかかることもある
林業は朝の早い会社が多く、現場までの移動に時間がかかることもあります。
会社に集合してから山へ向かう場合もあれば、自宅から現場へ直接向かう場合もあります。現場までの道が狭かったり、舗装されていなかったりすることも珍しくありません。
また、現場が変われば、通勤時間や集合時間も変わります。毎日同じ場所へ通う仕事とは異なるため、求人票を見るだけでなく、主な現場の地域や移動時間、現場までの移動が勤務時間に含まれるかも確認しておくことが大切です。
こうした変化を面白いと思える人には向いていますが、毎日同じ時間に同じ場所で働きたい人には、負担になる可能性があります。
林業の仕事内容をざっくり知っておこう

林業と聞くと、多くの人は「木を伐る仕事」をイメージすると思います。
もちろん、木を伐る仕事は林業の大きな部分です。しかし、実際の林業には、それ以外にもさまざまな仕事があります。
ここでは、30代で林業転職を考える人向けに、仕事内容をざっくり整理します。
素材生産
林業の代表的な仕事が、木を伐り、丸太にして、山から出す、素材生産の仕事です。
作業内容
木を根元から伐る作業を伐採、または伐倒と言います。
伐った木を決まった長さに切りそろえる作業を造材と言います。
そして、その木を山の中からトラック道まで出す作業を搬出と言います。
山からトラックで材を下ろし、会社や市場まで運ぶのを運搬と言います。
素材生産は、林業らしさを感じやすい一方で、危険も大きい作業です。
チェーンソーの技術、木の倒れる方向を読む力、足場の確認、周囲との連携などが必要になります。未経験者がいきなり難しい伐倒を任されることは避けるべきです。
最初は補助作業や片付け、道具の扱い、現場の見方から少しずつ覚えていくのが現実的です。
下刈り・地拵え・植栽など山を育てる仕事
林業は木を伐るだけではありません。
伐った後の山を整え、苗を植え、育てる仕事もあります。下刈り、地拵え、植栽などがそれにあたります。
下刈りは、植えた苗木の周りに生える草木を刈る作業です。夏場の下刈りはかなり体力を使います。暑さ、斜面、蜂、草の密度など、実際にやってみると大変さがわかる仕事です。
地拵えは、苗を植えやすいように山を整理する作業です。枝や残材を片付け、植える場所を作ります。
植栽は、苗木を山に植えていく作業です。一本一本は小さな苗でも、山の斜面で何百本、何千本と植えるとなると、体力と根気が必要です。
こうした仕事は、山を次の世代につなげる仕事でもあります。
作業道・重機・運搬など機械を使う仕事
林業には、重機や機械を使う仕事もあります。
伐った木を搬出するためには、山の中に作業道を作ることがあります。作業道は、重機やフォワーダなどの機械が通るための道です。
作業道があることで、木を効率よく搬出できるようになります。ただし、山に道を入れる仕事は簡単ではありません。地形、水の流れ、土質、崩れやすさなどを見ながら作る必要があります。
林業は力仕事だけではなく、機械操作や段取りの仕事も多いです。会社によっては、重機作業を中心に覚えていく場合もあります。
30代で林業に向いている人

林業には向き不向きがあります。
自然が好きだから向いている、体力があるから向いている、という単純な話ではありません。
30代から林業に入るなら、自分の性格や働き方が山仕事に合うかどうかを考えておくことが大切です。
自然の中で働くことが重荷でない人
林業に向いている人の一つは、自然の中で働くことが気にならない人です。
山の仕事は、暑い日も寒い日もあります。雨の後は足元が悪くなりますし、虫や蜂に悩まされることもあります。スマホの電波が届かない場所もあります。
山の中で働くことは、都会とはまるで違う世界に身を置くことです。
自然が好きである必要はありません。山で働ける人は、毎日山には入れて、作業ができる人のことです。
休日に自然の中へ遊びに行くのと、毎日仕事として山に入るのは別です。きれいな景色だけではなく、泥、汗、危険、疲労も含めて山仕事です。
それでも山に入ることに意味を感じられる人は、林業に向いていると思います。
地道な作業を続けられる人
林業は派手な仕事ばかりではありません。
木を伐る瞬間は目立ちますが、その前後には地味な作業がたくさんあります。道具の準備、片付け、枝払い、測定、移動、下刈り、植栽、苗木の管理など、地道な作業の積み重ねです。
30代で林業に転職する人の中には、「今の仕事より自由で楽しそう」と考える人もいるかもしれません。
たしかに、自然の中で働く自由さはあります。しかし、林業は気分だけでできる仕事ではありません。
同じ作業を繰り返すこと。
暑くても寒くても、淡々と続けること。
すぐに成果が見えなくても、手を抜かないこと。
こういう地道さが必要です。
危険を軽く見ない人
林業で長く働くために大事なのは、危険を軽く見ないことです。
怖がりすぎて動けないのも困りますが、危険を甘く見る人はもっと危ないです。
チェーンソー、倒れる木、重機、斜面、落石、蜂、熱中症。山には危険がいくつもあります。慣れてくると、つい油断することもあります。
だからこそ、危険を知り、確認し、無理をしない姿勢が必要です。
30代から林業に入るなら、最初はできなくて当たり前です。知らないことを知らないまま進めるのではなく、わからないことを聞ける人の方が安全に成長できます。
年上の職人や少人数の現場と付き合える人
林業は、少人数で動く現場が多いです。
一班数人で山に入り、同じメンバーで一日作業することもあります。大きな会社でも、実際の作業は少人数単位です。
そのため、人間関係はかなり大事です。
林業の現場には、年上の職人やベテランも多くいます。考え方や言葉づかい、仕事への感覚が、今までの職場と違うこともあると思います。
もちろん、何でも我慢すればいいという話ではありません。合わない会社や危険な会社に無理して居続ける必要はありません。
ただ、少人数の現場で働く以上、挨拶、報告、相談、周りを見ることは大切です。
林業は一人で完結する仕事ではありません。安全にも効率にも、人との関係が関わってきます。
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30代で林業転職を慎重に考えた方がいい人

林業は、合う人には面白い仕事です。
しかし、誰にでもすすめられる仕事ではありません。特に30代で転職する場合、勢いだけで決めると後悔する可能性があります。
ここでは、林業転職を慎重に考えた方がいい人について整理します。
給料アップだけを目的にしている人
給料アップだけを目的に林業へ転職するのは、あまりおすすめしません。
林業は、未経験で入ってすぐに大きく稼げる仕事ではないことが多いです。もちろん、経験を積み、技術を身につけ、独立や請負まで進めば収入の可能性は広がります。
しかし、最初から高収入を期待して入ると、現実とのギャップに苦しむかもしれません。
林業で収入を上げていくには、時間がかかります。危険な作業を安全にこなし、会社から信頼され、できる仕事を増やしていく必要があります。
「とにかく給料を上げたい」という目的だけなら、他の職種も含めて考えた方がいい場合があります。
田舎暮らしや自然への憧れだけで考えている人
田舎暮らしや自然への憧れだけで林業を選ぶのも注意が必要です。
自然の中で働くことには魅力があります。空気がきれいで、景色もよく、街の仕事とは違う充実感があります。
ただ、仕事として山に入る現実は、観光やキャンプとは違います。
ポイント
雨で濡れる。
夏は暑い。
冬は寒い。
足元は悪い。
虫もいる。
道具は重い。
怪我の危険もある。
こうした部分まで含めて林業です。
自然が好きなことは大切ですが、それだけで続く仕事ではありません。山仕事の泥臭い部分を受け入れられるかどうかも考えておいた方がいいです。
会社選びを調べずに決めようとしている人
林業転職で失敗しやすいのが、会社選びをあまり調べずに決めてしまうことです。
「林業ならどこも同じだろう」と思うかもしれませんが、実際にはかなり違います。
ポイント
素材生産が中心の会社。
造林が中心の会社。
森林組合。
民間会社。
第三セクター。
個人事業主に近い働き方。
重機中心の現場。
チェーンソー作業が多い現場。
会社によって、仕事内容、危険度、教育体制、給料、休日、雰囲気は変わります。
30代未経験で入るなら、最初の会社選びはかなり重要です。求人票だけではわからないことも多いので、見学や体験、相談を通して確認することをおすすめします。
家族や生活費の見通しを立てていない人
30代で転職する場合、家族や生活費の見通しは避けて通れません。
独身であっても、家賃、車、保険、税金、貯金などがあります。家族がいる場合は、さらに生活費、子どものこと、配偶者の理解も関わってきます。
林業は、会社によっては雨の日の休みや季節による仕事量の変動が収入に影響することもあります。怪我をして働けなくなるリスクもあります。
転職前には、最低でも数か月の生活費、保険、収入が下がった場合の対応を考えておいた方がいいです。
勢いで仕事を辞める前に、生活の土台を確認しておく。これは30代の林業転職ではかなり大事です。
30代から林業へ転職する流れ

林業に興味を持ったら、いきなり求人に応募する前に、段階を踏んで進めることをおすすめします。
特に30代の場合、転職後の生活への影響も大きいので、情報収集と現場確認は大切です。
まずは情報収集をする
最初にやるべきことは、情報収集です。
チェック
- 林業とはどんな仕事なのか。
- どんな会社があるのか。
- 給料はどれくらいなのか。
- 必要な資格や講習は何か。
- 自分の地域に求人はあるのか。
こうした基本情報を調べていきます。
ただし、ネットの情報だけで判断するのは危険です。林業は地域差、会社差、現場差が大きい仕事です。
同じ林業でも、地域によって山の地形も、作業内容も、会社の雰囲気も違います。ネットで全体像をつかみつつ、地域の情報も調べることが大切です。
林業ガイダンスや現場見学を活用する
林業に興味があるなら、林業ガイダンスや現場見学を活用するのも一つの方法です。
実際に林業の会社や関係者の話を聞くことで、求人票だけではわからない情報が得られます。
可能であれば、現場見学や一日体験に参加してみるとよいです。山の雰囲気、作業場所までの道、作業員の動き、休憩の様子、道具や重機の使い方などを見るだけでも、かなり印象が変わります。
林業は、頭で考えているイメージと、実際に山に入ったときの感覚が違うことがあります。
転職を決める前に、一度でも現場を見ておくことは大切です。
求人票だけでなく会社の中身を見る
林業の求人を見るときは、給料や休日だけで判断しない方がいいです。
もちろん、給料や休日は大切です。生活に直結します。ただ、それだけでは会社の中身はわかりません。
チェック
- どんな作業をしている会社なのか。
- 未経験者をどう育てるのか。
- 安全教育はあるのか。
- 雨の日はどうするのか。
- 道具や防護装備は会社支給なのか。
- 現場はどの地域が多いのか。
- 一日の流れはどうなっているのか。
こうしたことを確認した方がいいです。
特に30代未経験で入るなら、教育体制と安全意識はかなり重要です。
可能なら一日体験や相談をしてから決める
可能であれば、応募前や入社前に一日体験や相談をしてから決めることをおすすめします。
林業は、実際に山を見ないとわからないことが多い仕事です。現場までの道、山の斜面、作業の雰囲気、使う道具、働いている人の空気感。
これらは、文章だけでは伝わりにくいです。
また、30代で転職する場合、自分の生活状況に合うかどうかも重要です。給料、家族、地域、体力、将来の働き方など、不安があるなら事前に整理しておいた方がいいです。
迷ったまま勢いで転職するより、相談や体験を通して判断した方が、後悔は少なくなります。
30代の林業転職で失敗しないための会社選び

30代未経験で林業に入る場合、会社選びはとても重要です。
林業は、会社によって仕事内容も育て方もかなり違います。どの会社に入るかによって、林業の印象そのものが変わることもあります。
ここでは、転職前に確認しておきたい会社選びのポイントを整理します。
教育体制があるか
未経験で林業に入るなら、教育体制は必ず確認したいところです。
チェック
- 入社後にどんな作業から始めるのか。
- チェーンソー講習や刈払機講習はどうするのか。
- 緑の雇用などの研修制度を利用しているのか。
- 誰が現場で教えてくれるのか。
こうしたことを聞いておくとよいです。
林業は、見て覚える部分もあります。ただ、未経験者にとっては、何を見ればいいのかすらわからないこともあります。
段階的に教えてくれる会社かどうかは、かなり大事です。
安全意識があるか
林業では、安全意識のある会社を選ぶことが重要です。
チェック
- 危険な作業を軽く見ていないか。
- 防護装備をきちんと使っているか。
- 無理な作業をさせないか。
- ヒヤリとした場面を共有しているか。
- 新人に危険な作業をいきなり任せないか。
ここは必ず見た方がいいです。
林業は危険な仕事です。だからこそ、安全に対する会社の考え方が働く人の命に関わります。
面接や見学のときに、安全についてどう考えているかを聞いてみるのもよいと思います。
給料・休日・雨の日の扱いが明確か
林業は、給料や休日、雨の日の扱いが会社によって違います。
チェック
- 月給制なのか、日給制なのか。
- 雨の日は休みなのか、別作業があるのか。
- 休んだ場合の給料はどうなるのか。
- 残業はあるのか。
- 道具や防護装備は会社負担なのか。
- 通勤や現場移動の扱いはどうなるのか。
こうした点は、入社前に確認しておきたいです。
特に30代で家族や生活費を抱えている場合、収入が不安定になると精神的にもきつくなります。
聞きにくいことかもしれませんが、給料や休日は生活に関わる大事な話です。曖昧なまま入社しない方がいいです。
未経験者をどう育てるか説明してくれるか
良い会社かどうかを見る一つのポイントは、未経験者をどう育てるかを説明してくれるかどうかです。
「入ればそのうち覚える」だけでは、未経験者は不安になります。
チェック
- 最初の半年は何をするのか。
- チェーンソー作業はいつ頃から始めるのか。
- 危険な作業はどの段階で教えるのか。
- 重機や資格取得の可能性はあるのか。
- 将来的にどんな作業員になってほしいのか。
こうした説明がある会社は、未経験者にとって安心材料になります。
30代から林業に入るなら、ただ採用されることよりも、長く育っていける環境かどうかを見た方がいいです。
30代で林業転職に迷ったら相談しよう!

30代で林業に転職するかどうかは、簡単に決められることではありません。
チェック
- 未経験でも入れるのか。
- 体力は持つのか。
- 給料は生活できるのか。
- どんな会社を選べばいいのか。
- 家族にどう説明すればいいのか。
- 今の仕事を辞めて本当に大丈夫なのか。
こうした不安が出てくるのは自然なことです。
林業は、入ってみないとわからないことも多い仕事です。しかし、入る前に整理できることもあります。
チェック
- 自分が林業に向いているのか。
- 今の年齢や生活状況で転職して大丈夫そうか。
- どんな会社を選べば失敗しにくいのか。
- 求人票のどこを見ればいいのか。
- 転職前に何を準備すればいいのか。
こうしたことを一人で抱え込まず、林業経験者に相談してみるのも一つの方法です。
私は林業の現場で働き、独立も経験してきました。林業には良いところもありますが、甘く見ない方がいい現実もあります。
林業に興味があるけれど、自分の場合はどう考えればいいのかわからない。
そんな方は、林業転職相談も活用してみてください。
無理に転職をすすめるためではなく、後悔しない判断をするための整理として使ってもらえればと思います。
まとめ|30代の林業転職は可能。ただし、勢いだけでは決めない方がいい

30代から林業に転職することは可能です。
未経験者を受け入れている会社もありますし、入社後に講習や研修を受けながら成長していく道もあります。
ただし、林業は甘い仕事ではありません。
給料は最初から高いとは限りません。
体力も必要です。
危険もあります。
天候や山道、地域の暮らしにも影響を受けます。
会社選びを間違えると、林業そのものが嫌になってしまう可能性もあります。
だからこそ、30代で林業に転職するなら、勢いだけで決めない方がいいです。
- まずは情報を集める。
- 現場を見る。
- 会社の中身を確認する。
- 給料や生活費を考える。
- 自分が林業に向いているかを冷静に見る。
そのうえで、それでも林業に行きたいと思えるなら、30代からでも遅くありません。
林業は、自然の中で働き、木を伐り、山を育て、地域と関わる仕事です。厳しさもありますが、他の仕事では味わえない面白さもあります。
後悔しない転職にするために、まずは林業の現実を知るところから始めてみてください。





