どうも、元フォレストワーカーのkitajinです。
本記事では、林業の転職する前に知っておいた良いことについて紹介してます。
林業に転職を考えているあなたは、全くの異業種から林業にチャレンジしようとしているかもしれません。
普段、目にすることの少ない林業について、いろいろと調べているのではないでしょうか。
ボク自身、何も知らないでのん気に転職した部類ですが、皆さんはそうでないと思います。
現代の情報社会なら、ある程度のことを調べることができると思いますが、やはり生の声を聞いた方が、分かりやすいと思います。
そこで、本記事で取り上げるのは、恐らくあまり情報が出ていない林業の真実です。
働き始めてから、こんなはずじゃなかったと言う前に、これを読むことをオススメします。
この記事で分かること
- 林業転職をした人のその後
- 離職理由
- 林業のヤバイところ
- 本当に危険な職業かを事例で紹介
この記事を書いた人
- 静岡県浜松市で10年間林業に従事
(素材生産業者で伐採を主にやっていました)
- 林業に関する基本的資格はすべて取得
(林業架線作業主任者の国家資格取得者)
- 林業の情報を発信したくて林業ブログを運営
(運営歴1年の新人です)
林業の魅力や重要性などを実体験を通して発信していくつもりなので、林業に転職を考えている方は参考にしてください。
※本記事には、プロモーションが含まれています。
転職する前に知っておいた方が良いこと
林業の離職率
ringyo-juten06.pdf (shimane.lg.jp)
これは島根県の就業者の定着率の例です。
ボクは林業に10年以上携わってきましたが、その間、緑雇用の状況を後輩から聞くことがあり、やはり就業して、3年以内でやめていく人が多いというのは、聞いていました。
作業員の離職理由
参照 あの人はなぜ林業事業体を辞めてしまったのか─岐阜県の調査で判明した「離職者を減少させる方法」で定着率アップへ | フォレストジャーナル (forest-journal.jp)
給料が労働にあってないと感じる
給料と労働のバランスが、仕事への不満となり、結果、離職する場合もあります。
重労働や気候変動も厳しい環境で働く林業の場合、給与が労力に見合っていないと感じるとやりがいを失います。
また、道具代などの経費を個人が支払う事業体などもあり、実際に手にする給料が減るなども労働意欲を無くさせるのです。
人間関係がうまくいかない
職場での人間関係の構築が難しく、コミュニケーション不足や誤解が、仕事への不満に繋がります。
組織内での良好な人間関係は、業務の効果的な遂行や職場環境の向上に大きく寄与します。
しかし、十分なコミュニケーションがなされなかったり、人間関係に関する問題が解決されないままであると、離職する可能性が高まるのです。
異なる年齢層間でのジェネレーションギャップもまた、適切なコミュニケーションが難しく、離職の原因となります。
林業は特に、高齢者が多く、異なる価値観やコミュニケーションのズレが起こり、円滑なコミュニケーションを阻害します。
ジェネレーションギャップを解消するためには、やはり間に入れる人が必要です。
命令系統があいまいだ
組織内での命令系統が不透明なことも離職の原因になります。
適切な指示をだれが出すのか、これが業務の円滑な遂行やモチベーションの低下に繋がりました。
明確な命令系統がないと、従業員は業務の優先順位や期待について混乱しやすくなります。
例えば、社長が若く、ベテランの作業員が現場を取り仕切っている時、この問題がよく起こります。
指示が不明確であると、業務の達成において困難やストレスを感じ、結果的に離職を選択する可能性が高まるのです。
やりがいを感じられない
離職する理由として、仕事に対するやりがいを感じられないということがあります。
従業員が業務に意味や充実感を見出せない状況が続き、これがモチベーション低下や離職の原因となりました。
やりがいを感じることは、従業員の満足度や組織へのコミットメントに大きく影響します。
業務が単調で挑戦的でなかったり、成果が適切に評価されない場合、従業員はやりがいを見いだしにくくなります。
会社からの評価がない
成果や努力が適切に認められないと、モチベーションの低下や離職の原因となります。
従業員は自身の仕事に対する評価により、成長やキャリアの方向性を確認したいと考えます。しかし、評価がないか不透明であると、従業員は自らの貢献を実感しにくくなるのです。
成果を公正かつ明確に評価することは、従業員のモチベーション向上や組織全体のパフォーマンス向上につながります。
評価が不足していると感じた従業員は、自身の価値をより認識できる環境を求め、それが離職の一因となります。
実際の労働の内容が思っていたのと違う
労働内容が、事前の説明と合致しなかいことも離職の原因となります。
事前に聞いていた仕事の内容や、労働時間や環境などが違っていると、それだけで、モチベーションが下がり、仕事への意欲が失われるでしょう。
また、作業員は、事業体に不信感を抱くようになり、以後の関係に亀裂を生む可能性もあります。
事前に正確な仕事の説明をして、実際の業務が合致するようにすることは、仕事をするうえで大前提としなければなりません。
福利厚生がない
仕事において十分なサポートが受けられず、福利厚生が期待に添えない状況が続くと、離職を引き起こすこともあります。
福利厚生は、従業員の働きやすさや満足度に大きく影響を与えます。
しかし、労働環境の改善や生活の充実度を促進するような十分な福利厚生がなかったことで、モチベーションの低下や作業への貢献度を下げる結果になります。
従業員がより良い労働環境を求め、離職していくということもあり得るのです。
経営方針がいい加減
事業体のいい加減な経営方針は、離職の原因となります。
組織全体が方針に一貫性がなく、目標や方向性が不透明だったことが、従業員の離職を引き起こしました。
経営方針の不確実性や一貫性の欠如は、従業員の目標を持てばいいのかを分からなくさせます。
組織が明確な指針を持たないまま業務が進むことで、モチベーションの低下や業務への不満が生まれ、離職を選ぶ結果となりました。
方針がいい加減であることは、従業員にとって組織内での進路や役割の理解が難しくなり、結果的に離職へと繋がりました。
将来的な成功に向けての確かな経営方針の重要性を理解できないままでは、従業員のモチベーションや組織全体の健全な成長が期待できませんでした。
人材育成ができていない
事業体が十分な人材育成を行っていないことも、離職の理由になります。
適切な人材育成が行われないままでは、従業員はスキルの向上やキャリアの発展を期待できず、モチベーションの低下や業務への満足度の減少が生じることがあります。
また、将来のリーダーシップ層の育成が不十分であれば、組織が持続的な成功を収めることも難しくなります。
従業員は将来にわたってどのように展開し、成長していくのかに対する不安を感じ、組織への忠誠心やモチベーションが低下します。
林業のヤバイところ
通勤に、片道数時間かかることもある
林業において、仕事をする場所は山の中です。
たとえ、会社に通勤時間10分の場所に住んでいたとしても、会社から作業現場まで2時間かかるということもあります。
山の中の現場まで行くのには、細い入りくねった未舗装の道を延々と行くことこともあり、当然、スピードは出せません。更に林道に車を止めて、現場まで歩くということもあります。
重い荷物を持って、斜面を上がったり下がったりするので、結局、時間を取られ現場に着くのが1、2時間ということになりまってしまうのです。
しかも、現場に着くのが始業時刻という会社がほとんどで、通勤時間は仕事に含まれないということになっているの場合もあります。
つまり、林業で働くと、実労は7時間、通勤時間が4時間なんてことが本当にあるのです。
怪我をする人、腰痛になる人の割合が多い
上のグラフは、林業の労働災害の統計ですが、林業では怪我をする人が多いことはもちろんのこと、腰痛になる人は同じくらい多いです。
原因は様々あると思いますが、以下の要因が挙げられますられます。
- 重い荷物(チェーンソーなど)を持つことが多い
- 長時間、斜面にいる
- 中腰になることが多い
- 寒暖が激しい場所にいる
冬場にぎっくり腰になることが多いのも特徴的です。
ぎっくり腰の原因として言われているのは、血流の悪さと筋肉の硬直です。
重機に乗っていれば、同じ姿勢のまま長時間いるので、筋肉が固まり、チェーンソー作業は中腰になったり、急に動いたりします。
また、チェーンソーの振動により、血管が収縮するとされています。
林業は、まさにぎっくり腰になりやすい職業なのです。
職場は斜面ばかりだ
日本の山は世界的に見ても、急勾配な地形だと言われています。そして、作業現場は基本、斜面です。
ほとんどの人が、斜面で仕事をすることを経験したことがないと思いますが、人間、いかに平らな場所に慣れているかということが思い知らされるはずです。
斜面に長時間いることがどんなに苦痛か分かります。しかも、それが毎日のように続き、足の爪が変形します。
また、一度転べばどこまでも転げ落ちることもありますし、何かが転がり落ちてくることもあります。斜面で仕事をするということは、常に危険を伴うのです。
汚れる
チェーンソーの仕事をしていると特にそうなのですが、チェーンソーから出た木屑などが付着したまま家に帰り、家を汚すのです。
もちろん、仕事終わりに着替えをしますし、コンプレッサーといって、強力な空気圧で汚れを吹き飛ばしてから帰るのですが、何処についていたのか?と思うくらい木屑が部屋で見つかります。
また、細かい汚れなども体についているらしく、床を拭くと黒い粒のような埃が付いてきます。
細かい埃や泥などが付いた作業着を洗うと、泥水のような洗濯水になります。
特に雨降った作業現場で終わったときなどは非常に汚い水が流れ出ます。
洗濯槽が汚れるのは仕方のないことですが、自宅の外に洗濯機があるならいでですが、アパートなどに暮らしていると非常に不便な思いをさせられます。
また、作業靴も同様に汚れるので、作業終わりにこまめに汚れを取っておかないといけません。
過ごしやすい季節は1年の内の1ヶ月くらいしかない
林業をしていると、四季を身近に感じることができます。
外仕事をしている人なら分かるでしょうが、外の仕事というのは、天候に左右されやすく、厳しいものです。
しかも、山の中というのは下界よりもう一段階上の厳しい自然です。
寒さも、地上にいる時の-2°から-5°ぐらいあると考えといた方がいいです。
また、夏の暑さも大変なものです。
山の上で涼しいし、樹木が陽を遮ってくれますが、身に着けている装備により、暑さが倍増します。
ヘルメットに防振手袋、長袖、防護ズボン、安全ブーツ、チェーンソー、でっかい腰袋、更に腰袋の中には、喉が渇くためにペットボトルを入れています。
同僚の中には、夏場は手袋から汗が流れ出ている人がいました。それくらい夏場は厳しいです。
最近は、空調服というものがあるようですが、それでかなり暑さも軽減されるかもしれませんが、それでも辛いと思います。
さらに、秋は台風や暴風雨、春は花粉症など、諸々の条件を合わせると、一年で穏やかな天気の日は1ヶ月くらいしかありません。
周囲に理解されづらい
全国の林業従事者は、約4万5千人と言われています。これは、日本の従業員数の第三位のデンソー(約4万6000人)よりも少ない人数です。
これだけ小規模な業界に就職したいと聞くと、大体の人が何で?と首を傾げます。
また「危ない」と言われて、家族から反対されたと同僚から聞きました。
林業に対する世間のイメージは、厳しいものです。
林業をやっていると言うと、どういう反応をしていいのか分からない微妙な顔をされることもあります。
人より、獣に合う勝率の方が高い
山の中で会う人といえば、同業者や猟師、地元の人くらいで、他は滅多に行き逢うことはありません。
その代わり、獣には頻繁に会うことになります。
主要な鳥獣種類別の被害金額については、イノシシ(被害額39億円、対前年度▲6.4億円)、サル(同8億円、同▲1.0億円)、カラス(同13億円、同▲0.7億円)で減少する一方、シカの被害は増加(同61億円、同+4.6億円)しています。
農作物被害状況:農林水産省 (maff.go.jp)
引用を見ると、多くの農作物が被害にあっているので、害獣の数も相当いるのだと、分かってもらえると思います。
また、林業においても害獣の被害は深刻です。
特にシカは杉や檜の苗を好んで食べるので、せっかく植えても食べられて全滅と言うことがあるのです。
シカとイノシシは今や増え続け、全国の山の中に生息していると言われています。
シカとカモシカは、めったに襲ってくることはありませんが、イノシシは、毎年多くの人が襲われて怪我を負ったりしています。
個人的には、イノシシは夜行性だからか遭遇したことはありません。
出会いがない
林業は、圧倒的男性社会です。
グラフを見てもらっても分かる通り、九割近くが男性です。
しかも、恐らくですが、この女性というのは、家族経営でやられている林業家の奥さんがほとんどではないでしょうか。
つまり、林業をしていて、独身という女性は極めてまれと言うことです。
林業に転職を考えているのなら、転職する前にパートナーを見つけるか、転職後に積極的に探すしかないのです。
運命の出会いは、山の中には転がっていません。
ですので、独り身の人は、林業に入る前にパートナーを見つけることをオススメします。
雨の日に働く事業体がある
林業は危険な職業で、特に雨の中の作業は普段より危険を伴います。
しかし、実際、雨の日に仕事をする事業体は、実際に数多くあるようです。
先にも書きましたが、雨の中で作業をすると作業服が汚れます。さらに地面はぬかるみ、木は滑り、その他、様々なことが悪条件で作業をしなくてはなりません。
効率も悪く、本来なら作業をすべきではないのですが、やはり、利益を上げるために仕方がない部分もあります。
事業体によっては、様々な労働形態を取り入れているところが有り、雨の日と天気の日を入替えて休みにするや、年間を通して何日働くということを定めている場合もあります。
自分が働く事業体がどんな労働形態をとっているのか、事前に聞いておいた方がよいでしょう。
花粉で視界がかすむことがある
実際に、花粉がモクモクと煙のように杉の木から出てくる様を、見たことある人は少ないと思います。
2月の下旬から3月の下旬にかけて、杉の木から煙のように出た花粉は、風に飛ばされて、周囲はまるで霧か山火事のような光景になります。
また、杉の木を倒すと、白い煙が地面から舞いあがり、花粉症のボクは目がかゆく、鼻水が止まらなくなるのでした。
特に風が強い日は花粉が飛びまくり、花粉症の作業員を悩ませ、そういう状態が1ヶ月近く続きます。
チェーンソー作業は暑いが、振動で手が冷たくなる
チェーンソー作業というのは非常に体を熱くさせます。
冬場でも、数十分で体が温かくなり寒さを忘れますが、夏だと汗が噴き出すほどです。
しかし、チェーンソーを持った手は逆に冷えてきます。
それは、振動により指先の毛細血管が収縮してしまうからです。
これが酷くなると、振動障害と言われる労働災害になります。
白蝋病と言われる指先が真っ白になって、やがて壊死してしまうのです。もちろん現在、振動障害検査は林業において毎年の健康診断で必須の検査項目となっています。
白蝋病は強い振動を伴なう作業を長期間に渡って行うことが主な原因とされており、しばしば山林労働者や土木・建設従事員の職業病とも呼ばれる。症状としては主に手の血管の痙攣性収縮及び手指の白色化現象(レイノー現象)が起り、慢性的なしびれと感覚の鈍化、握力の低下や疼痛を生ずる。病状が進行すると手首や肘、肩といった関節にも同様の症状を発するため、可能であれば初期の段階で適切な治療を受けるのが望ましい。また、白蝋病は手だけでなく足にも発症することがある。
白蝋病 - Wikipedia
再検査になると、チェーンソー作業を控えるようにと医師から言われます。
林業作業者は、防寒に関しても十分気を付けなくてはならないのです。
平均年齢が高め
林業業界に勤める人の平均年齢は46.9歳です 。
定年がないということもありますが、林業は高齢でも活躍できる職場です。
ボクが林業に入ったばかりの頃は、社長を除いて全員が70代のおじいさんでした。
事業体にもよりけりですが、世代間のギャップは覚悟しておいた方がよいでしょう。
林業にもブラックな事業体がある
林業にも、当然、働きやすい事業体もあればブラックも存在します。考え方が旧式の、労働環境の意識が低い事業体もあるのです。
有給がなかったり、社会保障もしっかりしていなかったり、健康診断も振動検査(振動検査は義務化されているので)しかないなんてところもあります。
また、林業においてブラックと言われる事業体は、ノルマがあったり、休みが少なく労働時間が長く、作業を急がせる事業体をさします。
林業において作業を急がせたり、余裕をなくすことが如何に危険かは想像できると思います。自分のペースでやれないと、どうしてもミスが出て、結果、仕事が手抜きになったり、怪我をしたり、道具を壊すことに繋がります。
昔に比べて、ずいぶん減ったと思いますが、今でもブラックな事業体は残っていそうです。
事業体によっては、チェーンソーの機械代、燃料費、作業着、シューズ、その他の全ての道具を自分持ちにするところもあります。
その場合は、機械代などの経費が給料に組み込まれているので、最初から給料が高いからといって、安心しないでください。
特にチェーンソーはよく壊れるので、修理代がかかったり、全損なら一気に十数万円が飛んでいきます。
実体験をもとに林業はどれくらい危険な仕事か?
作業の危険
作業の危険と言えば、何といってもチェーンソー作業です。
高速で回転するチェーンソーを使い、木を伐っていくので、手元に危険を持って作業しているものです。
私も実際に、チェーンソーで腕を切り、数か月休む怪我をしたことがあります。
他にも数えきれないほどの小さな怪我から、死にそうになった経験もしています。
また、本当に怖いのは、自分一人が気をつければいいだけでなく、一緒に働く作業員も気を付けて作業をしていかなければ、危険な目にあうということです。
山の危険
山の中にも危険なものは数多く潜んでいます。
大雨が降れば、地盤が崩れたり、木が倒れたりしますし、落石なども起こります。
また、低い山と思っていても、滑落して命を落とすこともあり得ます。何しろ、地形によっては数十メートルのがけなど当たり前のようにあるのです。
実際に、何人か、作業中に滑落して、命を落とした人がいると聞いたことがあります。
動植物の危険
山の中と言えば、危険な生物が数多く、生息しています。
近年、騒がれるようになった熊をはじめ、猪、鹿なども襲われたら、怪我をする可能性は十分にあります。
また、毒を持つ虫や蛇なども生息しています。特にハチなどは、気づかずに近づいて刺されることなど、毎年のようにあります。その他にも、マダニにも刺されますし、血を吸う生物も数多く生息しています。
植物でいえば、ウルシなど、カブレる植物にも気をつけなければいけませんし、何より、花粉症を患っている人なら、間近でスギ花粉を浴びることになります。
天候の危険
林業は、天候や気候にも左右される職業です。
台風や暴風の時は作業しませんが、それでも、台風の影響でがけ崩れや風倒木といって、木が根こそぎ倒れることもあります。
さらに落雷などにも気をつけなくてはいけません。
天気も変わりやすく、急に雷が鳴りだし、近くに落ちたなどという経験をしたことがある作業員も多いです。
他にも、冬の雪や夏の熱中症など、季節の影響を受ける職業でもあります。
最後に
林業への転職には、その特殊な労働環境に対する覚悟が不可欠です。
まず、厳しい労働条件や変動に伴う長時間労働など、実際の現場での厳しい状況に備えましょう。
離職理由を見て分かるように、転職では、現実のギャップを感じたり、ブラック企業に当たる場合があるので、詳細な調査や事前の検討が不可欠です。
仕事内容の確認も欠かせません。
林業は体力仕事や特定の技能が求められる場合があり、これが適性と一致しているかどうかを確認することが求められます。
また、ワークライフバランスの確保も大切であり、季節変動による長時間勤務に柔軟に対応できるかどうかも考慮すべきです。
さらに、転職エージェントの活用も検討すべきポイントです。
エージェントは業界の情報に通じ、適切な職場の紹介や条件交渉などでサポートを提供してくれます。これにより、成功へのスムーズな道のりが期待できます。
また、自分の特性を調べてもらい、自分に合った職場を提案する手助けもしてくれます。
転職を検討するにあたっては、十分な情報収集と検討、転職エージェントの協力を得ながら、自身のスキルや希望に合った環境を見つけ、成功に向けて歩んでいくことが不可欠です。