どうも元フォレストワーカーのKitajinです。
この記事をご覧になっている方は、林業へ転職を機に、田舎に暮らそうと考えているのではないでしょうか?
最近、ますます注目を集めているIターンやUターン、Jターンという転職という形。
しかし、異業種から林業への転職だけでも大変なのに、今暮らしている場所から引っ越すとなると、よりハードルは上がります。
また、どこから手を付ければよいのか、何から始めればいいのかも、戸惑うのではないでしょうか。
そこで、本記事では林業に転職するのを機に、○○ターンを考えている方に向けて、移住についての心得やどういう支援があるのかなどを解説していきたいと思います。
現在では、Iターン・Uターンなどを支援している団体もあり、移住前から、移住後までの相談、サポートをしてもらえます。
また、移住の際に、助成金を貰えたりする場合もあるので、それらを有効に使えば、より林業転職と移住、両方の願望をかなえられるかもしれません。
◎ちなみに我が浜松市でも東京都圏からの移住者の支援を行っていますので、興味のある方は、下記のリンクをタップしてみてください。
詳しくはこちら→移住・就業支援金(制度の概要)/浜松市移住促進ホームページ はじめよう、ハマライフ (city.hamamatsu.shizuoka.jp)
この記事を書いた人
- 静岡県浜松市で10年間林業に従事
(素材生産業者で伐採を主にやっていました)
- 林業に関する基本的資格はすべて取得
(林業架線作業主任者の国家資格取得者)
- 林業の情報を発信したくて林業ブログを運営
(運営歴1年の新人です)
林業の魅力や重要性などを実体験を通して発信していくつもりなので、林業に転職を考えている方は参考にしてください。
※本記事には、プロモーションが含まれています。
Iターン・Uターン・Jターンどこから取り組めばいいのか?
そもそも、Iターン・Uターン・Jターンとはどんなものなのでしょうか?
簡単に言うと
- Iターンは知らない土地に移住すること
- Uターンは生まれ育った場所に帰ること
- JターンはUターンのように地元に戻るのではなく、地元に近い都市に暮らすことを言います。
軸を決める
軸とは、自分が何をしたいのか?どうなりたいのか?という方向性です。
それが決まっておらず、いきなり現在の仕事が嫌だから、別の土地へ行ってみたいでは、上手くいかないことが多いでしょう。
例えば、住みたい場所があり、そこで林業をしたいのか、林業をやりたくて、どこか良い場所がないか、どちらを優先するかによっても、地域を選ぶ基準は変わります。
他にも、実家に近いところで暮らし、林業を探したい、という風にある程度、決まった方向性を示した方が、その先が見つけやすくなります。
情報を調べる
明確なビジョンがある方は、それに関して調べを進めてください。
しかし、まだ明確なビジョンはなく、「林業に転職したい。そのための場所として移住先を探している」のであれば、とりあえず、片っ端から調べてみることをオススメします。
現在、林業では幅広く求人を行っており、林野庁を始めとして、事業体や自治体などが受け入れのガイダンスなどを行っていますので、それに参加してみるのもいいでしょう。
また、自分が暮らしてみたい場所があるなら、そこから調べてみて、IターンやUターンの支援を行っているかどうかを知ることもオススメです。
調べるものとしては、
- 林業について(林業ブログやネットの情報でもよいので、どういう仕事かを調べておく。)
- 就職先に付いて(林業ガイダンスや緑の雇用プロジェクト、ハローワークなどを頼って、就職先を探す。)
- 移住先に付いて(暮らしたい場所の市町村ホームページで移住について調べる。また、移住支援団体のホームページなどを検索する。)
就職先を決める
林業に転職を希望しているなら、まず、就職先を決めてしまってもいいかもしれません。その後、暮らす場所を決めてもいいでしょう。
支援を受けることは助けになる反面、足かせになる場合もあり、支援を受けずに自分で決めるほうがあっているという人もいるかと思います。
林業と一口に言っても様々な業態があるので、まずは自分が何をしたいのかを知る必要があります。
大自然の中で木を伐りたいのか、それとも、いずれは林業で独立したいのかでは、選ぶ職場も変わって来るでしょう。
それらをきちんと理解してから職場選びをするべきです。
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次に林業にIターン・Uターン転職を成功させるポイントについていくつか挙げてみましたので、参考までにどうぞ。
林業転職のIターン・Uターンを成功させるポイント
家族と話し合うこと
まずは、家族と話し合うことが大切です。
もしあなたが既婚者なら、家族とじっくり話し合う必要があります。昭和のオヤジのように、俺について来いでは家族は大変です。
そこまでではないにしても、やはり、家族にも生活があるので、お互いに納得した状態で新天地を目指しましょう。
もし、パートナーを納得させたければ、ガイダンスに一緒に出掛けてみるのも良いでしょう。
また自分のビジョンをしっかりと伝えることも大切です。ただ、林業がしたいでは納得できるものではありません。
独身の方でも転職、移住を決断する前に一度、ご家族に相談した方がいいでしょう。
独身者でも、両親、兄弟に話して、協力を得ることは心強いものです。
ビジョンがある
目的を成功させるためには、ビジョンを持った方が達成されやすいです。
なるべく具体的にどういうことをしたいのか、何処へ暮らしたいのかなどを決めて、そこでの生活を思い浮かべた方がいいでしょう。
自分だけでなく、ご家族全員の共通のビジョンを持った方がより、現実味が出てきます。
また、仕事だけでなく、生活面も考慮しておいた方がいいでしょう。むしろ、そっちの方が重要かもしれません。
仕事だけでなく、趣味も充実できる場所を選べば、より人生が充実できるはずです。
理想・思い込みを持ちすぎない
田舎はのんびりしている、親切な人が多い、治安が良いなどと思い込まない方がいいです。
確かに人が少ない分、そういう傾向もありますが、どこに居てもいい人と悪い人はいますし、そもそも相手次第でいい人にも悪い人にもなるのが人です。
また、あまり理想を持ちすぎるとそのギャップで、やる気が無くなるかもしれません。
それに最初は、馴染まなかったことも、時間と共に気持ちが変わってくる場合もあります。新天地へ向かうということは、どんなことでも経験だ、という広い心で臨むのがよいでしょう。
ツテがある
やはり何事もツテがあるのとないのとでは、気持ちの余裕が変わってきます。
頼れる存在がいるということは心強く、頼れる人がいれば、慣れるスピードも違ってきます。もし、そういう存在がない場合は、何かしらのコミュニティに参加するのも手です。
田舎に暮らすということは、人と濃密に過ごすということを念頭において、人付き合いが苦手な人でも、心機一転、人付き合いを密にしていくことが肝心です。
覚悟がある
移住をするというのは、それなりに覚悟が無くては出来ません。
移住先、就職先を決めて、引っ越し、転職、新しい生活環境に慣れるという段階を踏んでいくのですから、そうとうの労力が必要となります。それを支えるのは、己の覚悟です。
もしかしたら、想像と違い、逃げ出したくなるかもしれません。そんなときにすぐに逃げ出すようなことがないように事前にどれだけ覚悟を持てるかにかかっています。
覚悟を持つためには、事前に移住先や林業のことをなるべく調べて、シミュレーションすることをお勧めします。頭の中で想像すれば、ある程度の事は乗り越えられるはずです。
受け入れてもらうという気持ちが必要
田舎へ移住した人の失敗談を見ることがありますが、どうも、双方の認識不足があるような気がします。特に、移住してもらう方にとっては、よそからの移住者というのは、どうしたって最初は警戒心を持つものです。
田舎に行けば行くほど、周囲との関係が強く、集団意識が働くモノなので、それに対して柔軟な気持ちが必要になってきます。もちろん、お互いの気持ちの良い関係を築けるのが一番ですが、移住者はなるべく、移住先の生活習慣に合わせなくては関係構築が難しくなるかもしれません。
譲れるところは譲って、相手の懐に入っていくという気持ちが重要です。
受け入れてもらいやすい地域を選ぶ
移住した人の話を聞くと、移住先には、先住民から、受け入れてもらいやすい地域とそうでない地域があるようです。
中には、あまりウエルカムでない、自治体もあるようなので、その辺も調べられたら調べておいた方が良いでしょう。
ポイントとしては、以前から、多くの移住者を受け入れている地域が良いということです。
また、移住してもすぐに出て行ってしまう地域は、何かしら問題がありそうなので、その問題を移住支援団体の人に聞いておいた方が良いでしょう。
最後に
林業に転職を機に、○○ターンを考えている人は、恐らく心機一転、新たな道を踏み出そうと考えている事と思います。
しかし、何事もよく考えて行動すれば、日本中どこにいても、何をしていても、きっと楽しい人生が送れると思います。必要なのは場所や仕事ではなく、自分の心を納得させることなのです。
自分が納得できた道ならば、何処へ行ってもやっていけます。そんなあなたの選択を応援したいと思います。
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