どうも元フォレストワーカーのkitajinです。
本記事では、林業に転職するなら、30代がいいということについて解説しています。
林業において、なぜ30代が最適なのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります。
その一つに、ボクの経験があります。ボクは、34歳の時に林業に転職しました。また、同じ会社の同僚にも、30代で林業を始めた人が多かったです。
本記事をご覧のあなたが30代で、以下に挙げたことにメリットを感じるなら、林業の転職を考えてみるのもいいかもしれません。
この記事を書いた人
- 静岡県浜松市で10年間林業に従事
(素材生産業者で伐採を主にやっていました)
- 林業に関する基本的資格はすべて取得
(林業架線作業主任者の国家資格取得者)
- 林業の情報を発信したくて林業ブログを運営
(運営歴1年の新人です)
林業の魅力や重要性などを実体験を通して発信していくつもりなので、林業に転職を考えている方は参考にしてください。
※本記事には、プロモーションが含まれています。
本記事は、個人的な意見で作られています。
林業への転職なぜ30代がよいのか?
社会人としての経験がいきる
30代と言えば、社会人になって10年以上が経ち、その間に、様々な社会経験を積んできたと思います。
その社会経験が、林業では役立ちます。
全く畑違いの業種だとしても構いません。
例えば、料理人が林業に転職すれば、仕事の段取りをいかにスムーズに進めるかを、まず考えるでしょう。
また、接客業なら、営業や周囲とのコミュニケーションの大切さを知っています。
どんな仕事でも林業には役立つのです。
体力が付く
30代は体力の衰えを感じはじめる年齢と言われます。
事実、何もしないでいると、30代から目に見えて体力が衰えはじめます。
しかし、体力が落ちてきた時期に、林業に転職をすれば、体力が向上すること間違いなしです。
更に、林業を続ける限り、体力を心配することが無くなるでしょう。
足腰を鍛えられて、お金まで貰える林業は、体を動かすのが好きな人には、夢のような職業ではないでしょうか。
病気のリスクが減る
30代と言えば、体力の衰えと共に病気のリスクが上がりはじめる年代です。
しかし、林業に転職すれば、病気のリスクが減る可能性があります。
一般的に、病気のリスクを軽減させるためには、適度な運動とストレスの軽減が大切とされています。
例えば、満員電車に毎日乗っているストレスは、戦闘機のパイロットよりも強いストレスにさらされていると言います。
心理学者のデビッド・ルイスは、訓練演習で125人の通勤者の心拍数と血圧をパイロットと警察官の心拍数と血圧と比較しました。BBCによると、ルイス氏は、通勤者の不安は、状況を制御できないことによって悪化していると述べた。
Commute stress out of control? (cnet.com)
林業の場合は、通勤の渋滞にハマることも少ないですし、仕事は殆どは誰もいない山の中です。
何より空気が美味しく、目に優しい緑に囲まれています。
※実際、緑色は気分をリラックスさせてくれる効果があると言われています。
また、朝型の仕事なので、朝日を浴びれます。朝日を浴びることは、うつ病などに効果があるとされます。
林業には、病気のリスクを少なくする効果が数多くあります。
落ち着きが出る年齢
個人差はありますが、30代くらいから、心身ともに落ち着きが出てくるのではないでしょうか。
林業にとって一番大切なことは、落ち着いて仕事をこなし、安全に1日を終えることです。
いくら仕事ができても、怪我をするようでは会社に迷惑が掛かります。
現在は、どの業種でも労働災害には厳しくなり、重大事故を起こした事業体にはペナルティが与えられます。
仕事が止まってしまえば、その後どんなに挽回しても、その現場は間に合わなくなります。そうならないためにも、落ち着いて仕事をこなすことが大切なのです。
落ち着きが出てくる30代は、まさに林業にはうってつけです。
経験が身に付く
若い時に経験を積めば、年齢と共に下がってくる体力をカバーすることができます。
40、50代から林業を始めた場合、体力が追いついていかずに、挫折しやすいのはそのためです。
ですから、まだ若く体力がある30代で仕事を覚えるのです。
そうすれば、年と共に衰えた体力をカバーできて、長く続けることができます。
やりなおせる
30代なら、林業に挑戦してダメだった場合、別の職業に転職しやすいのも利点です。
年齢が上がっていく程、転職が難しくなるので、なかなか、林業への一歩を踏み出せなくなります。
ダメだった場合のことを考えるのはどうかと言われそうですが、モヤモヤして足踏みしているより、思い切ってチャレンジする方が大切ではないでしょうか。
生涯現役
林業には定年がないと言われています。
もちろん事業体からいらないと言われれば、それまでですが、自分の仕事ができる環境を作ってしまえば、老後の心配はなく、一生涯続けられる仕事なのです。
つまり、定年が来て、いきなり会社から放り出されるようなことがなく、老後のお金の心配もないのです。
しかも、例え、老後に林業をやらなくても、同年代の老人よりは健康で、身体が動きます。
ですので、林業を続けることができれば、健康的に長生きでき、お金にも困ることがなくなります。
更なる可能性が広がる
30代で、転職すれば、更なる可能性が広がるかもしれません。
林業は、様々な作業があり、役割も多岐に渡ります。
素材生産の方法も、数多くあり、尚且つ、治山や保全といった山を守る仕事も含まれています。
それらを含めれば、林業に携わる選択肢は更に増えます。
30代から山に関わりながら、様々な道で、生涯現役を目指すことができるのです。
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さいごに
林業に転職は、若ければ若いほど良いというわけでもなく、かといって、歳を取り過ぎていては体力がついて行かずに挫折しやすいです。
以前、ボクが働いていた事業体に、60歳の人が入ってきたことがあります。その人はとても頑張りましたが、やはり体力がついていかず、2ヵ月で体を壊して辞めていきました。
やる気も重要ですが、やはり、若いほうが林業を始めるのに適しているのは間違いありません。
30代の皆さん、悩むより、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか?