林業転職

林業に興味があるなら、まず山を見よう|転職前の見学でわかること

kitajin

どうも、林業個人事業主のkitajinです。

林業に興味はある。でも、自分にできるのか不安。

「今の仕事を辞めてまで、林業へ転職する価値があるのか迷っている」

「給料や危険性も気になる」

「求人票を見ても、どの会社を選べばいいのか分からない」

林業への転職を考えたとき、多くの人がこうした不安を持つと思います。

林業は、外から見えにくい仕事です。

求人票には、給料、休日、勤務地、仕事内容などが書かれています。けれど、そこに山の斜面のきつさは書かれていません。

だからこそ、林業に興味があるなら、まず一度、林業を見学に行った方がいいです。

百聞は一見に如かず。

林業は、まさにその言葉が当てはまる仕事です。

この記事では、林業会社への見学の申し込みから、一日体験の内容、転職前に確認したいポイントや注意点まで、現場経験者の視点から解説します。

この記事でわかること

  • 林業会社へ見学・体験を申し込む方法
  • 林業の一日体験で行うこと
  • 転職前の見学で確認したいポイント
  • 見学・体験に参加するときの注意点
  • 当日の服装と用意しておきたい持ち物
  • 体験後に考えておきたいこと

この記事を書いた人

kitajin
  • 静岡県浜松市で10年間林業に従事(素材生産業者で伐採を主にやっていました)
  • 現在 静岡県浜松市愛知県新城市などで個人事業主として、主に素材生産などを請け負っています
  • 林業に関する基本的資格はすべて取得(林業架線作業主任者の国家資格取得者)
  • 林業の情報を発信したくて林業ブログを運営(運営歴5年です)
  • noteでは「五十代、林業個人事業主の独り言」として、林業コラムを書いています (林業コラムはこちらhttps://note.com/banbi_ni201

林業の魅力や重要性などを実体験を通して発信していくつもりなので、林業に転職を考えている方は参考にしてください。

※本記事には、プロモーションが含まれています。

見学・体験は、林業会社の実際の姿を確認できる機会です。会社による仕事内容や教育、安全意識の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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見学することの意味

kitajin

林業の現場を見学することで、文章や求人票だけでは見えない、さまざまなことが分かります。

実際の仕事内容だけでなく、山の斜面や足元の状態、現場までの道のり、働いている人たちの雰囲気、安全への考え方なども確認できます。

また、現場で働く人たちの姿を見ることで、自分が林業に向いているか、この会社で長く働いていけそうかを考えるきっかけにもなります。

林業への転職を考えているなら、可能であれば面接の前、または面接後から入社を決めるまでの間に、一度は現場を見学することを強くおすすめします。

そのうえで、見学にはどのような意味があるのかを、もう少し詳しく見ていきましょう。

現場見学と一日体験の違い

まず最初に、林業会社が行っている「現場見学」と「一日体験」は、同じように見えますが、内容には違いがあります。

現場見学は、実際の作業現場へ行き、作業の様子や職場の雰囲気を見ることが中心です。会社や仕事について説明を受けたり、働いている人に質問したりすることもありますが、基本的には自分で作業をするものではありません。

一方、一日体験では、現場を見学するだけでなく、会社の指示を受けながら簡単な作業を体験することがあります。

ただし、見学や体験の内容は会社によって異なります。「一日体験」という名前でも見学が中心の場合もあれば、道具の説明や軽作業まで行う場合もあります。

そのため、参加前には次の点を確認しておきましょう。

ポイント

・見学だけなのか、作業体験もあるのか
・どのような作業をするのか
・服装や持ち物は何が必要か
・安全装備を貸してもらえるのか
・体験中の保険に加入しているのか
・報酬や交通費は支給されるのか

未経験者が、見学や一日体験でチェーンソーや伐倒などの危険な作業を無理に行う必要はありません。

現場の雰囲気を見たり、道具の説明を受けたり、軽作業を体験したりするだけでも、林業を知るための十分な判断材料になります。

林業は画面越しではわからない仕事

現在では、林業について調べようと思えば、今はいろいろな情報が出てきます。

仕事内容、給料、危険性、会社の選び方、チェーンソーや防護装備のことまで、文章や写真、動画から多くのことを学べます。

転職する前に、こうした情報を調べておくことは大切です。何も知らずに飛び込むより、ある程度の知識を持っていた方が、仕事や会社を判断しやすくなります。

ただ、それでも林業には、画面越しでは伝わらないことがあります。

たとえば、山の斜面です。

「急な斜面で作業します」と文章で読んだり、写真や動画で見たりしても、実際にその場所に立ったときの感覚まではわかりません。

足元の土が柔らかい。
落ち葉で滑る。
伐った枝が足に引っかかる。
荷物を持って登るだけで息が上がる。
少し気を抜くと、体が谷側へ持っていかれそうになる。

こうした感覚は、実際に山へ入ってみなければわかりません。

林業は、頭で理解するだけでなく、体で感じる部分が大きい仕事です。

だからこそ、林業への転職を考えているなら、一度現場を見ておくことには大きな意味があります。一日体験や現場見学は、画面越しでは見えなかった林業の現実を、自分の目と体で確かめるための機会になります。

見学でわかるのは仕事内容だけではない

林業の見学で見るべきものは、作業内容だけではありません。

作業以外でわかること

・現場までの道のり
・山の斜面
・足元の状態
・作業員同士の声かけ
・休憩中の雰囲気
・道具の扱い方
・安全に対する意識
・未経験者への説明の仕方
・会社の人が仕事をどう考えているか

こうしたものは、求人票には出てきません。

しかし、実際に働き始めたら、毎日のように関わるものです。

特に林業は、少人数で動く現場が多い仕事です。一班数人で山に入り、同じメンバーで一日作業することも珍しくありません。

そのため、現場の空気を感じるのはかなり大事です。

見学は自分にできるかを感じる場所

林業に転職する前に、多くの人が知りたいのは、

「自分にできるのか」

ということではないでしょうか。

しかし、その答えは、机の上で考えているだけではなかなか出ません。

体力に自信がある人でも、実際に山へ入ってみると、思っていた以上にきついと感じることがあります。反対に、体力にそれほど自信がなくても、山の空気や仕事の雰囲気が自分に合っていると感じる人もいます。

まずは、実際の現場を見たときに、自分がどう感じるかを確かめることです。

ポイント

・山に入って怖いと感じたか
・足元に不安を感じたか
・作業員の動きを見て面白そうだと思ったか
・自分もここで働いてみたいと思えたか
・想像していた仕事とは違うと感じたか

どのような感覚であっても、それは大切な判断材料になります。

見学して「自分には難しいかもしれない」と思ったなら、それも大きな収穫です。入社してから後悔するより、転職前に気づけた方がよいからです。

反対に、山や現場の現実を見たうえで、それでも「やってみたい」と思えたなら、その気持ちは林業への転職を考えるうえで、かなり強い判断材料になります。

現場には十年後の姿がある

林業の見学で、ぜひ見てほしいものがあります。

それは、そこで働いている人たちです。

チェーンソーを扱う姿。
斜面を歩く姿。
体の使い方。
周囲への声かけ。
仕事への向き合い方。
山を見る目。

十年、二十年と山で働いてきた作業員の姿を見て、「自分には、あのような動きはできない」と感じるかもしれません。

しかし、今すぐ同じように働く必要はありません。

現場には、自分の十年後の姿があるといっても、「あの人と同じようにならなければいけない」という意味ではありません。

今はできなくても、現場で仕事を覚え、経験を積み重ねていけば、十年後には、あのように山を歩き、道具を扱い、周囲を見ながら働けるようになる可能性があるということです。

未経験の段階では、林業を続けることで自分がどのように成長するのかを想像するのは難しいものです。

求人票や会社のホームページを見ても、十年の経験を積んだ人の動きや働き方までは分かりません。

しかし、現場に行けば、それを実際に見ることができます。

見学は、現在の自分と熟練者を比べる場所ではありません。経験を積んだ先に、どのような働き方ができるようになるのかを知る場所でもあります。

それは、実際の現場へ行かなければ分からないことです。

会社選びにも役立つ

転職先の会社を知るためには、実際の現場を見るのが一番です。

その会社が何をしているのか。
どのような仕事を得意としているのか。
仕事にどう向き合っているのか。
どのような考え方で現場を動かしているのか。

こうしたことは、会社案内や求人票を読むだけでは、なかなか分かりません。

しかし、現場を見学すると、仕事内容から、会社の考え方が具体的な行動として見えてきます。

たとえば、次のような点です。

ポイント

・現場での説明が丁寧か
・危険な場所をきちんと教えてくれるか
・未経験者に無理をさせない考えがあるか
・防護装備を正しく使っているか
・作業の目的を説明してくれるか
・質問に対して誠実に答えてくれるか

こうした点は、会社を選ぶうえで重要な判断材料になります。

林業は危険を伴う仕事です。だからこそ、単に「採用してくれる会社」を探すのではなく、自分が安心して仕事を覚え、経験を積んでいける会社かどうかを見極めることが大切です。

見学前に考えておきたいこと

林業の見学に行く前には、少しだけ準備しておくとよいです。

何も考えずに行くよりも、「何を見たいのか」を決めておいた方が、得られるものが大きくなります。

たとえば、次のようなことです。

ポイント

・自分が不安に思っていることは何か
・給料、体力、危険性、会社の雰囲気のうち、何が気になっているのか
・どのような働き方をしたいのか
・未経験者として、どこまで教えてもらえるのか
・通勤や現場までの移動に負担はないか
・家族に説明するために、どのような情報が必要なのか

こうしたことを事前に整理しておくと、見学中に見るポイントがはっきりします。

また、見学前には、服装や持ち物、保険、交通費、どこまで作業するのか、雨の場合はどうなるのかも確認しておいた方がいいです。

見学といっても、山に入る以上、安全は大事です。

見学後に考えてほしいこと

見学が終わった後も大事です。

自分が何を感じたかを整理した方がいいです。

ポイント

・この現場に毎日通えそうか
・この会社の人たちと働けそうか
・危険に対する説明に納得できたか
・未経験者をどのように育てる会社なのか見えたか
・給料や休日などの条件と、現場の大変さが釣り合っていると感じたか
・不安が増えたのか、やってみたい気持ちが強くなったのか

見学後に感じた違和感は、無視しない方がいいです。

小さな違和感でも、入社後に大きなストレスになることがあります。
逆に、思ったより安心した部分があるなら、それも大事な判断材料です。

見学は、行って終わりではありません。
見たものを整理して、転職するかどうかを考えるところまで含めて意味があります。

まずは見学してみませんか

林業に興味があるなら、まずは山を見てみることをおすすめします。

もちろん、見学したからといって、必ず林業に転職しなければならないわけではありません。
見学した結果、「自分には合わないかもしれない」と思ってもいいのです。

それも大切な判断です。

林業は、合う人にはとても面白い仕事です。
自然の中で働き、木を伐り、山を育て、地域と関わる。
他の仕事では味わえない感覚があります。

しかし、同時に厳しさもあります。

危険もあります。
給料の現実もあります。
体力も必要です。
会社選びも大事です。

だからこそ、文章だけで決めず、まず山を見る。
現場を見る。
そこで働いている人を見る。
そして、自分の体と心がどう感じるかを確かめる。

それだけでも、得るものは大きいと思います。

百聞は一見に如かず。

林業に興味があるなら、まず一度、山を見に来てください。

見学前・見学後の相談もできます

・林業会社の見学や一日体験で、何を見ればよいのか分からない
・見学に行ったものの、この会社でよいのか判断できない
・現場を見たことで、かえって不安が増えた
・求人票の内容と現場の雰囲気に違いを感じた
・自分が林業に向いているのか整理したい

そういう方は、林業転職相談も活用してみてください。

林業の現場経験をもとに、無理に転職をすすめるのではなく、後悔しない判断をするための整理をお手伝いします。

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まとめ|見学で林業を自分の仕事として考える

kitajin

林業の現場見学は、珍しい仕事を見に行くためのものではありません。

その会社で働く人や作業の進め方を見ながら、自分がここで仕事を覚え、長く働いていけそうかを考える機会です。

一度の見学だけで、林業や会社のすべてが分かるわけではありません。それでも、気になったことや違和感、やってみたいと感じた気持ちは、転職先を決めるうえで大切な判断材料になります。

見学後は、「楽しかった」「大変そうだった」だけで終わらせず、自分が何を感じ、どこに不安を持ったのかを整理してみてください。

林業を遠くから眺める仕事ではなく、自分がこれから働くかもしれない仕事として考えること。それが、現場を見学する大きな意味です。

面接で確認しておきたいポイントや質問の仕方については、次の記事で詳しく解説しています。

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