
林業の作業は、ほぼ屋外作業です。冬になれば、気温・風の強さ・冷えた地面の三拍子がそろいます。
そんな環境の中で、「もし風邪を引いたらどうなるか?」
林業では、風邪が単なる体調の問題ではなく、仕事が成立するかどうかの問題に発展しかねません。しかし、ほとんどの作業員は、この感覚を知らずに無理をしてしまいがちです。
この記事では、
- なぜ林業作業員が風邪を引いてはいけないのか?
- 風邪を引きづらくする予防法5選
を、kitajinが経験ベースでお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人

- 静岡県浜松市で10年間林業に従事
(素材生産業者で伐採を主にやっていました)
- 現在 静岡県浜松市愛知県新城市などで個人事業主として、主に素材生産などを請け負っています
- 林業に関する基本的資格はすべて取得
(林業架線作業主任者の国家資格取得者)
- 林業の情報を発信したくて林業ブログを運営
(運営歴3年です)
林業の魅力や重要性などを実体験を通して発信していくつもりなので、林業に転職を考えている方は参考にしてください。
※本記事には、プロモーションが含まれています。


なぜ風邪を引くと「良くない」のか?

寒さへの耐性が一気に落ちる
風邪を引くと、
- 体温調節がうまくいかない
- 体の芯が冷える
- 休憩しても回復しにくい
という状態になります。
「寒いけど我慢できる」から、「寒くて動きたくない」へ変わる。
これだけで、作業効率も安全性も一気に落ちます。
集中力が下がり、ケガのリスクが上がる
林業は、
- チェーンソー
- 重機
- 傾斜地
と、集中力が命の仕事です。
風邪気味の状態では、
- 判断が遅れる
- 注意が散る
- 無理な姿勢を取りやすい
結果として、小さなミスが大きな事故につながる可能性があります。
無理をすると長引く
よくある失敗がこれです。
少し喉が痛いけど、今日だけ体を動かせば治るだろう
結果、2〜3日後に完全ダウン。
林業は休むと仕事が止まります。
だからこそ、軽いうちに潰すことが重要です。
他の作業員にうつす可能性がある
林業は少人数で作業することが多く、 一日まったく会話をせずに終えることはほぼありません。
- 打ち合わせ
- 合図
- 安全確認
- 昼休憩
など距離は近く、車移動も共有の場合もあります。
つまり、風邪をひいた状態で現場に出るということは、 自分一人の問題ではなくなるということです。
もし一人がダウンすれば、その日の工程は遅れます。 二人、三人と広がれば、現場自体が止まります。
林業作業員が実践したい風邪予防法5選


ここからは、実際にボクが実践して効果を感じている方法を紹介します。
手から口への感染を物理的に断つ
風邪の多くは、
手 → 口・鼻・目 のルートで体に入ります。
おすすめなのが、
- お菓子でも箸を使う
- 手で直接口に食べ物を運ばない
- 袋に口を付けない
意識で防ぐのではなく、構造で防ぐのがポイントです。
風邪気味の人の前では「口を閉じる」
現場や休憩中、風邪を引いている人が近くにいる場合。
- あまり会話をしないようにする
- 距離を取って話をする
- 離れたら、すぐにうがいをする
数年前に言われた、ソーシャルディスタンスを実践することが、風邪をうつされない基本となってきます。
話さないことは難しいかもしれませんが、極力話さない。まずは、自分の体を守る行動を優先しましょう。
寒気を感じたら「即・回復モード」
林業で一番やってはいけないのが、
- まだいける
- もう少し頑張る
寒気を感じたら、それは体からの警告です。
- その日は無理をしない
- あたたかいものを食べる
- お風呂に入る
- 早く寝る
これだけで、本格的な風邪を防げることが多いです。あと葛根湯やしょうが汁などを飲むのも効果的です。
首・腹・足首を冷やさない
防寒着は着ているのに、意外と抜けがちなのがこの3点です。
- ネックウォーマー
- 腹巻き
- 厚手の靴下・足首カバー
体の末端と体幹を守るだけで、体力の消耗は大きく変わります。
「気合いで乗り切る」をやめる
林業1年目ほど、
- 休むのが申し訳ない
- 弱いと思われたくない
と無理をしがちです。
でも現場では、体調管理も仕事のうち。
風邪を引かない人は、根性があるのではなく、判断が早い人です。
まとめ|風邪を引かないことは最大の防寒対策

林業の冬は、防寒着だけでは乗り切れません。
- 風邪を引かない
- 兆候で止める
- 体調を崩さない
これができてはじめて、寒さにも耐えられ、安全に仕事を続けられるのです。
林業1年目のうちに、**「風邪を引かない習慣」**を身につける。それは、長く林業を続けるための地味で、大切な技術です。
